夏の風物詩、花火大会。360度カメラで撮ると、頭上に広がる花火と、それを見上げる自分や家族の表情を同時に記録できるという、普通のカメラにはない映像が残せます。ただし花火は「夜間+強い明暗差」という360度カメラが最も苦手とする条件。設定を間違えると白飛びとノイズだらけの映像になります。
この記事では、Insta360 X5・X4 Airを例に、花火をきれいに撮るための設定と撮影術をまとめます。
機材選び: 花火は「センサーサイズ」がモノを言う
夜間撮影の画質はセンサーサイズにほぼ比例します。1/1.28型の大型センサーを積むX5はAI低照度モード「PureVideo」が使え、花火撮影に最も有利。軽量なX4 Airでも撮れますが、暗部ノイズはX5より増えます。両者の違いはX4 Air vs X5徹底比較を参照してください。
撮影前の設定チェックリスト
- PureVideoモードをON(X5):夜間の定番。ただし花火本体が明るすぎて白飛びする場合は通常モード+露出調整に切り替え
- 露出を手動でマイナス補正(-1〜-2EV目安):オート露出は暗い空に引っ張られ、花火が白飛びしがち。花火の輪郭と色が残る露出に固定するのがコツです
- ISO上限を抑える:上限を1600前後に設定するとノイズを抑制できます。花火自体は明るいので意外と低ISOで足ります
- レンズをきれいに:夜間は皮脂汚れがフレアやゴーストの原因に。撮影前にレンズクロスで拭きましょう
撮影術: 自撮り棒を「三脚化」して固定するのが正解
花火撮影で最大の敵は手ブレではなく「動かしすぎ」。360度カメラなら向きの調整は不要なので、三脚つき自撮り棒を立てて固定し、放置で回しっぱなしが最も失敗しません。頭上2m程度に掲げれば、人混みの頭越しに花火と観客の両方が収まります。
編集では、打ち上げ瞬間は空を、大輪が開いたら自分たちの表情を、と視点を切り替えるリフレームが360度カメラならではの醍醐味。1本の素材から「花火のカット」と「リアクションのカット」の両方を作れます。
マナーと注意点
- 自撮り棒の高さは周囲に配慮:会場によっては三脚・長尺棒の使用が禁止されています。会場ルールを事前確認
- 周囲の人の映り込み:360度カメラは全方位を記録します。SNS公開時は周囲の人の顔にモザイク等の配慮を
- ドローンは飛ばさない:花火大会の上空はイベント上空にあたり飛行禁止です。詳しくはお盆ドローン直前チェックリストを参照
まとめ
花火×360度カメラのポイントは「露出マイナス補正」「固定して回しっぱなし」「編集で視点を切り替える」の3つ。夜に強いX5なら、花火の色彩も観客の表情も1本で残せます。
なお、Insta360からは低照度性能をさらに強化した新型「X6」が発表されたばかり。夜撮影を本気でやりたい人はX6発表まとめもチェックしてみてください。
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